アルミダイカスト
日本における自動車用アルミニウム合金ダイキャストの需要の高まり
Cutting aluminum lines.
自動車用アルミニウム合金ダイキャストの需要が、2017～2018年度に高まるといわれています。最近、日本アルミニウム合金協会は、2017年4月～2018年3月までに、自動車産業におけるアルミニウム合金ダイキャストの需要が少なくとも1.5％伸び、986,500 MT に増加すると予測しました。昨年度における需要は972,200 MT で、日本アルミニウム合金協会によると、前年度より3％以上増加したといいます。
アルミニウム合金ダイキャストは、20種類近くあり、日本工業規格に基づいて特定されています。昨年度の日本における需要の約94％がADC12です。ADC12はトランスミッションのケースやエンジン部品に使用されています。日本アルミニウム合金協会の総務部長である森本氏によると、日本におけるADC12の需要は、この先もADC全体の需要近くを占め続けるだろうといいます。
日本アルミニウム合金協会は、今年度に日本の商用車および乗用車の生産が1.6％増加するだろうと発表した一方、日本自動車工業会は、生産は0.8% 減少し、わずか5,000,300台になると予測しています。
アルミダイカスト
森本氏は、昨年度後半に新型車が発売されて自動車の需要が増加し、この傾向が今年度も続くだろうと予測しています。
Japan Times – Japan Auto Association
また、日本アルミニウム合金協会は、今年度にアルミニウム合金ダイキャストの需要が2％以上伸び、352,600 MTになると予測しています。これは主に自動車産業を対象としていて、森本氏によると、日本には40種類以上のAC合金があるといいます。
アルミニウム二次合金の需要の増加は見込まれていません。これは飲料用の缶に使用されている素材で、2017～2018年度における需要は、横ばいに推移し201,900に留まると予測されています。
アルミニウム合金は、鋼製造業で酵素を除去するために使用されていて、今年度には需要が1.3%伸び、116,300 MT になると予測されています。これは、今年度に日本における粗鋼生産量が増加すると見込まれているためです。