The Recruitment Game Changers of 2015
The Recruitment Game Changers of 2015
人事管理のあり方が大きく変化する中、タレントマネジメントが積極的に推進されています。幸い、人事管理に役立つ研究や統計は実に数多くあります。中でも、タレントマネジメントの動向に変化をもたらしている以下の3点に注目することが大切です。
ミレニアル世代が労働力に
最近の調査によると、2015年、18~34歳までのミレニアル世代の人口が、これまで最も多かった団塊の世代の人口を抜くと言われています。つまり、ジェネレーションXの人口を上回るのです。ちなみに、ジェネレーションXの人口は、この先10年間、団塊の世代の人口を抜くことさえないと予想されています。
ミレニアル世代が労働力となるのは、将来ではありません。今現在、労働力となっているのです。
今求められているのは自己決断できる労働環境
調査によると、最も人口の多いミレニアル世代は、キャリアにおいて何も望んでいないと言われています。キャリアを通じて自分の存在価値を証明しようとはしていないのです。とはいっても、仕事をしてお金を稼ぐことは強く望んでいます。
しかし、ミレニアル世代で企業において出世を目指しているのは、ほんのわずかです。事実、この世代の多くが、フリーランスの仕事を探しているか、短期間で起業しています。独立して自己判断で事業を展開する起業家が多い世代で、企業に雇用されて勤務するといった従来の労働スタイルには全く興味がないのです。
近道はオンラインでのフリーランサー雇用
従来の採用方法よりも、オンラインでフリーランサーを雇用する方が近道であるのは言うまでもありませんが、実際にどれほど近道となるかについて、気づいていない雇用者が実に数多いのが現状です。
フリーランサーの雇用までにかかる期間の平均は、わずか3日間です。それに対して、従来の採用方法では、1ヶ月半かかります。つまり、フリーランサーを雇用の対象にすることで、採用までにかかる期間を何倍も短縮できるのです。
人事採用の方法を変えるのは今
こうした傾向がすべて一緒になって、人事採用に変化をもたらしています。現在、起業家志向の強いミレニアル世代が、労働力の大部分を占めているため、自由の少ない企業内勤務の求人では、優秀な人材を惹きつけられないのです。事実、労働力人口の減少が続く今日、終身雇用のための人材を見つけるのは、極めて困難です。
企業が生き残るには、独立し、自己決断で事業を展開する人材を短期で雇うことを、より視野に入れなければなりません。フリーランサーと従業員を並行して募集することで、今日の潜在的労働力に隈なくアクセスできるのです。